日中両国民の「相手国の印象」ちょっぴり改善=中国ネットは賛否、日本ネットはバッサリ

Record China    2015年10月24日(土) 23時32分

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日本と中国の共同世論調査で、日中の国民のお互いに対する印象が少しだけ改善していることが判明。これに両国のネットユーザーは、さまざまに反応している。資料写真。

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2015年10月24日、日本と中国について、相手の国の印象が「よくない」「どちらかといえばよくない」と答えた人は、日本は9割弱、中国は8割弱で、それでも昨年より、やや改善。日中両国の共同世論調査で、こんな結果が明らかになった。中国のネットユーザーは複雑な反応を示し、日本のネットユーザーは「中国の印象が改善する理由は見当たらない」などの声を上げている。

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日本の言論NPOと中国国際出版集団が共同で行った調査によると、相手国の印象が「よくない」または「どちらかといえばよくない」との回答は、日本は88.8%、中国は78.3%だった。昨年の調査から日本は4.2ポイント、中国は8.5ポイントそれぞれ改善した。

相手国に連想することでは、中国は「尖閣諸島(中国名:釣魚島)」、日本は「大気汚染」が最多。「相手の国に行きたい」と答えた人は中国では36%で、昨年から13ポイント上がり、日本も33%で3ポイント上昇した。

これについて、中国のネットユーザーからは、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に「敵は敵。永遠に」「まずは歴史問題を認めろ」「日本人は中国人を見下してるんだよ」「改善してもまだ8〜9割が相手を嫌っている」「日本が中国を嫌う理由が分からない」などのコメントが集まった。

その一方で、「日本は悪いと言っているのは政治屋だけ。本当に日本を嫌っているのは無知な若者」「日本の若者と中国の若者の考え方は、実はそんなに変わらない」「少なくとも、私が知っている日本人はみんな礼儀正しく、中国人に偏見は持っていなかった」などの意見も少なくなかった。

日本のネットユーザーは調査結果に辛口で、「中国の印象が改善する理由が全く見当たらない」「逆に自分の中では印象がさらに悪くなってるんですけど。中国が日本に対して好き勝手な行為や発言を繰り返してるからね」「(中国外交部の)華春瑩(ホア・チュンイン)報道官のコメント見て不愉快にならない日本人はいないと思いますがね」などの書き込みがずらりと並んだ。

中国の大国意識を批判する「いい点ももちろんありますが、中国以外の文化の相違点や周りに対する配慮や思慮に少々欠けていらっしゃると思います」「日本人は自己中を嫌います」などの指摘も目立った。(編集/大隅)

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