韓国の“国民的お菓子”元祖チョコパイが大きく!裏にはお国事情が=「これこそ企業の良心」「食べてるうちに下にこぼれ落ちる量だね」―韓国ネット

Record China    2015年10月26日(月) 0時10分

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25日、韓国の国民的お菓子とも言えるチョコパイが、値段はそのままにサイズが大きくなるとの報道に、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。写真は韓国の菓子。

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2015年10月25日、韓国で初めてチョコパイを販売した元祖メーカーとして知られるオリオン製菓がこのほど、そのチョコパイの価格を据え置いたまま11.4%増量することを発表し、韓国で話題となっている。この韓国の国民的お菓子の“事件”を、中央日報など韓国の複数のメディアが報じた。

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オリオン製菓は20日、同社の看板商品である「チョコパイ 情」を24年前の大きさに戻すことを発表した。これによる追加費用は、年間約30億ウォン(約3億2100万円)と見込んでいる。

同社のチョコパイは韓国国内だけで年間4億5000万個、海外60カ国余りで同21億個が売れる人気商品。1974年に1個48グラムのサイズで発売され、78年には62グラムにまで大きくなったが、以降は徐々に縮小され現在は35グラムになっていた。今回はこれを39グラムに戻す。増量と合わせて、チョコレートの風味も改善する。

同社がこうした「難しい決断」(マーケティング総括理事)に踏み切った背景には、韓国でここ数年、菓子製品の過大包装が社会問題化していることがある。同じ菓子メーカーのロッテについて韓国人がその国籍を論じる材料としたのも、同社の製品「アーモンドチョコボール」の内容量だった。韓国よりも日本で販売される商品の方が内容量が多い、ゆえにロッテは日本企業と言われたのだ。韓国でそれほどまでに菓子の内容量は大きな問題であり、オリオンの菓子もたびたび過大包装の批判を受けていた。

今回のオリオンの発表について、韓国のネットユーザーからは「これこそ企業の良心」「称賛すべき行い」と歓迎の声が上がる一方、「値段を上げて売れなくなったのかな」「消費者が賢くなったから、企業も目を覚ましたのか」などのコメントもあった。

また、「たった4グラム増えたって、分かるわけがない」「食べてるうちに下にこぼれ落ちる量だね」「他のお菓子も量を増やして」「いつだってロッテのチョコパイの方が安いよ」と、発表に不満の声も。さらに、「昔のチョコパイは大きかったなあ」「急にチョコパイが食べたくなった」と素朴なコメントも寄せられた。(翻訳・編集/和氣)

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