豪州でまれに見る築100年の美しき豪邸、新家主の中国人が取り壊し=現地住民は「99.9%の住民が見たくなかった光景だ」と激怒―メルボルン

Record China    2015年10月27日(火) 4時22分

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23日、オーストラリア・メルボルンで、中国人が築100年の豪邸を買い取り壊したことに現地住民が怒りを爆発させている。写真はメルボルン。

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2015年10月23日、オーストラリア・メルボルンで、中国人が築100年の豪邸を買い取り壊したことに現地住民が怒りを爆発させている。新華社通信が伝えた。

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オーストラリアは中国の富裕層に人気の不動産投資先で、調査会社フージワーフ(胡潤)研究院の調査報告によると、今年第2四半期(4〜6月)ではオーストラリアが米国に次ぐ2位の投資先だった。一方で、オーストラリア華字紙・新快報は7月の報道で、過去2年間に中国人が購入した約4000戸の新築物件の多くが放置されていると報じた。こうした現状に現地の住民からは、「景観を損なう」「放置された家の中で何が起きているのか家主は把握していない。この状況が安全とは思えない」といった不満や怒りが噴出している。

今回話題になっているのは、1913年に建てられたメルボルンの高級住宅地にある敷地面積4257平米の豪邸。中国人が2013年9月に1850万オーストラリアドル(約16億円)で購入した。

中国人が現地政府に家屋の取り壊しを申請すると、同豪邸は「なくてはならない存在」として親しまれていたため、住民らは現地政府や関連部門に保護を求めたが、聞き入れてもらえなかった。

その後、家屋の取り壊しが行われ、住民からは「こんな美しい家を壊すなんて、信じられない。法律的には問題はないかもしれないが、99.9%の住民が見たくなかった光景だ」と怒りの声が聞かれている。

現地の不動産屋によると、豪邸が売り出されていた当時、「ヴィクトリア朝やエドワード7世時代の装飾がおり交ぜられた、格調高い『後世に残すことのできる家』」や、「オーストラリア不動産業界でまれに見る美しい家」などのキャッチコピーがつけられていたという。(翻訳・編集/内山)

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