Record China 2015年10月26日(月) 11時30分
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25日、韓国・MBCテレビはこのほど、ソウルのいくつかの区では街からごみ箱を撤去する動きが出ているが、捨てられるごみ自体が一向に減らない実態を報じた。写真はソウル。
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2015年10月25日、韓国・MBCテレビはこのほど、ソウルのいくつかの区では街からごみ箱を撤去する動きが出ているが、捨てられるごみ自体が一向に減らない実態を報じた。
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区によって対応の差はあるものの、ソウルでは道路に設置されていたごみ箱を撤去する動きが進んでいる。収集にかかる負担がごみの量で決まる従量制になった頃から、心ない市民が公共のごみ箱に大量のごみを捨てる例が増えたため、区が対策を取ったのだ。
しかし、その後の街の実態は残念なもの。建物の間や道路の排水溝、バスの停留所など、あちこちに空き瓶や空き缶などが積まれている。花を植える前の花壇や、停めてある自転車の籠も例外ではない。誰か一人が捨てると、ごみ箱を見つけられない人がさらに捨てて行くという悪循環になっているのだ。
市民らもインタビューで「その辺に置いて行ったことがある」「道に捨てるわけにもいかず、かばんにごみを入れたらかばんの中がひどいことになった」など、ごみ箱がないことの不便を訴えた。ソウル研究院のユ・キヨン専任研究委員も、「(ごみ箱の)個数の議論から離れて、市民が必ず必要とする場所、例えばバスの停留所などには設置した方が良い」と、自治体の「全面撤去」方針には反対意見を唱えている。
これについて韓国のネットユーザーから寄せられたコメントは、「ごみ箱がないにしても、あまりになさ過ぎる」「チラシを捨てる所もないなんて、とにかく不便」「美観のためならきれいなごみ箱を作ればいい」など、ごみ箱撤去策に反対の意見が目立つ。
また、「韓国社会では、ごみをその辺に捨てることが当然だと思われている」「ごみ箱がなくてもあっても大問題。あきれる」「外国人には理解不能なレベルだろう」と韓国の社会風潮を嘆く声や、「家のごみを捨てて行く一部の非常識な人間を罰するべき」「問題の原因を突き止め改善する方法を考えるのではなく、結果に飛び付こうとする対策だ」など、自治体の考え方自体に疑問を投げ掛ける声もあった。(翻訳・編集/和氣)
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