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19日、北京大学人口研究所はプロジェクト「中国の人口と労働人口の未来 地域別予測」の報告書を発表。2020年には北京市の人口は2000万人を突破する見込みだという。
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2007年10月19日、北京大学人口研究所はプロジェクト“中国の人口と労働人口の未来 地域別予測”の報告書を発表した。同報告書によると、2020年には北京市の人口は2000万人を突破する見込みだという。
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現在、北京市の人口は約1300万人。この50年間で1000万人以上増加した計算となる。増加した人口のほとんどが出稼ぎ農民などの流動人口や、戸籍を北京市に移転したもの。自然増加率は極めて低く、ここ5年間はほとんどゼロとなっている。
出生率の低下は、労働人口の減少と高齢化社会への急速な転換を招くため、同報告書は北京市の出生率を1.63程度にまで上昇させるべきと提言している。外地からの人口流入はこの問題を緩和させるものの、あまりに大量の人口増はインフラへの負担など問題点も多いため、今後20年間で500万人程度に制限することが望ましいと指摘している。(翻訳・編集/KT)