「開かれた政治」を目指して、変化を見せる党大会―北京市

2007年10月15日から、北京市では中国共産党第17回党大会（十七大）が開催されている。かつては海外メディアは一切取材が許されず人民大会堂前に並ぶ車を撮影することしかできなかったが、いまや全く様変わりしている。

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大会期間中、十七大を取材する記者の携帯にはひっきりなしにショートメッセージが届く。発信者はメディアセンターで、記者会見の予定時間など、取材に関連する情報を続々と送っている。さらに、十七大専用のWEBサイトには、発言内容、発言者の履歴などのニュースが迅速にアップされるなど、ここでもITの活用度は極めて高い。

メディアの取材に便宜を図っているのは、「開かれた政治」を掲げる共産党の意向に沿ったもの。もちろん、中国の政策決定プロセスはオープンとは言えず、表に出ない有力者間の協議により政策が決定されることが多い。とはいえ、中国の政治が変わりつつあることは間違いないと言えそうだ。（翻訳・編集/KT）