2015年10月14日、習近平（シー・ジンピン）中国国家主席の英国訪問が目前に迫る中、環球網は「欧州連合（EU）の統一維持を中国は望んでいる」とするロイター通信の報道を紹介した。

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キャメロン英首相は2017年に同国のEU離脱の是非を問う国民投票を実施する予定。習主席がEU離脱問題について英首脳と討論する可能性を問われた中国外交部の王超（ワン・チャオ）副部長は直接の回答を避け、「中国と英国、EUはそれぞれ良好な関係を維持している。中国はEU一体化のプロセスを支持しており、EUが世界の舞台で引き続きより重要な働きかけを行うことを期待する」と発言した。中国は通常、他国が行う選挙への言及を控えているが、ある外交アナリストからは「中国の今回の態度は、英国のEU離脱後の中・EU自由貿易への影響を懸念したもの」との見方が出ている。

習主席はエリザベス女王の招待を受け、今月19〜23日の日程で英国を公式訪問する。英国は金融分野において中国との関係を強化しており、西側諸国の中で中国が主導するアジアインフラ投資銀行（AIIB）参加を真っ先に表明するなどしてきた。（翻訳・編集/野谷）