2015年10月8日、韓国・中央日報は、前日発足した第3次安倍改造内閣について、最も注目されるのは1億総活躍担当相が新設されたことだと報じた。初代1億総活躍担当相には、安倍晋三首相の側近の加藤勝信官房副長官が就任した。

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7日夕の記者会見で、安倍首相は改造内閣を「未来へ挑戦する内閣」と位置付け、先に明らかにした「国内総生産（GDP）600兆円、希望出生率1．8、介護離職ゼロ」の3つの目標の実現に向けて「総力を挙げて大胆な政策を進める」と述べた。また、今後3年間の大目標として掲げた「1億総活躍社会」の実現に向けては、年内にも第1弾の対策を打ち出す考えを示した。

低成長や少子高齢化など、日本と似た社会環境にある韓国ではこの報道への注目が高く、ネットユーザーから多くのコメントが寄せられている。

「日本の政治家が好きなわけじゃないけど、何か一つでもきちんと実行できる政治家がいるという点は実にうらやましい」

「やはり日本は先を行っている」

「韓国政府も反射的に反日をあおるようなことはやめて、日本の先進性から学ぶべきだ。ノーベル賞を見たって、日本が先進国であることは明らか」

「韓国も人口を増やすために真剣に対策すべき。人口はすなわち国力。つまらないことで争っている場合じゃない」

「外交も政策も、朴槿恵（パク・クネ）はすべてが最悪だ」

「安倍首相は嫌いだけど、自国のためにはちゃんとやっているね。韓国に、国のために働く政治家はいるだろうか？」

「朴槿恵は安倍首相に学ぶことは学ぶべき」

「韓国政治は猛省を。こんな駄目政治をしながら謝罪しろなんて求めても、日本が耳を傾けるわけがない」

「安倍首相は極右だと思ってたけど、究極の現実主義者に見えなくもない」

「安倍首相は韓国人にとっては悪いやつだけど、日本では歴史に残る英雄かもしれない。敵将ながらうらやましい」（翻訳・編集/和氣）