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15日、林業庁は、絶滅危惧種の華南虎が見つかった陝西省で、虎の群れを守るため、発見場所一帯での狩猟などを全面的に禁止した。
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2007年10月15日、絶滅が心配されていた野生の華南虎(別名・中国虎)が先に43年ぶりに猟師によって撮影され、存在が明らかになったばかりだが、陝西省林業庁は緊急の通達を出し、発見場所一帯での狩猟活動などを全面的に禁止した。山道の入口に検査所や観察ポイントを設置し、関係者以外は立ち入りができなくなる。
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同庁によると、野生の華南虎の生存が確認された以上、トラの群れがいると想定し、その活動範囲を保護、監視する必要があるとして、狩猟など立ち入りを全面禁止する。同時に省政府に対し国家クラス自然保護区指定の申請をする。
今回、華南虎の撮影に成功した猟師の周さんは、自分の目で生存する姿を確認したいと執念で山へ通い、ついに撮影に成功。貴重な写真として賞金2万元(約32万円)が贈られたことでも話題になった。(翻訳・編集/WF)