2015年10月7日、新京報がノーベル医学・生理学賞受賞が決まった中国の薬学者・屠●●（トゥ・ヨウヨウ。●＝口へんに幼）氏のインタビュー内容を掲載したところ、多くのネットユーザーが反応を示した。

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中国本土の科学者が自然科学分野でノーベル賞を受賞するのは今回が初めて。発表翌日の6日午後になってようやく自宅でのインタビューに応じた屠氏は「お話しできるようなことは特にありません」と何度も繰り返し、受賞を告げる電話がかかってきた時は家を不在にしており、テレビのニュースでこれを知ったことなどを説明した。「当日の夜は眠れなかった」とも明かし、「受賞は中国の科学者全体の栄誉」とした上で、世界の科学界が中国医学の研究に高い関心を持っていることが示されたと評価。記者から出た「賞金の使い道についてどうお考えですか？」との問いに対しては、夫と共に「（家を買うとしても）北京ではリビングの半分も買えないでしょ？とても少ないですよ」と冗談で返した。

これに対し、中国のネットユーザーからは「かわいいおばあちゃんだな（※屠氏は84歳）」「絶対に長生きしてほしい！」「きっと一種の皮肉だよ。物件の値段って驚くほど高額だから」「屠氏は中国人の誇りだ。政府は研究チームに報奨金を出して、科学技術の発展を促進するべきだ」「屠氏に敬礼！」などのコメントが寄せられている。（翻訳・編集/野谷）