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16日、中国の月探査衛星“嫦娥1号”の発射時間は24日夕となった。気象状況などを検討した結果、この時刻に決定されたという。
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2007年10月16日、中国の月探査衛星“嫦娥1号”の発射時間が24日午後6時5分ごろに予定されていることが明らかとなった。気象状況などさまざまな条件を検討した結果、同時刻に決定されたという。
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発射時間決定を受け、四川省の西昌宇宙センターは打ち上げ準備に追われている。打ち上げに用いられる長征3号B型ロケットはすでに3番発射台に設置され、“嫦娥1号”も搭載されている。現在、最終検査が実施されている。
“嫦娥1号”の打ち上げは、中国の威信を賭けて行われるだけに万が一の失敗も許されない。そのため打ち上げに用いられる3番発射台は数十項目にも及ぶ改造を施され、今やその設備は世界トップレベルにまで達しているという。有人宇宙船“神舟5号”に並ぶ成功を勝ち取ることが出来るのか、中国では注目が高まっている。(翻訳・編集/KT)