Record China 2015年10月2日(金) 17時15分
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2日、パスポートは同じ赤表紙で、顔立ちは似たようなものなのに、中国人と日本人の海外旅行客はなぜ、こうまでも扱いが異なるのだろうか?豪州の華字ニュースサイト・澳華網は「もっとも嫌われる旅行客はどの国の人?」とのコラムを掲載した。資料写真。
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2015年10月2日、パスポートは同じ赤表紙で、顔立ちは似たようなものなのに、中国人と日本人の海外旅行客はなぜ、こうも扱いが異なるのだろうか?日本人観光客はどの国に行っても歓迎され、尊重されているのに、どうして我々は違うのか?豪州の華字ニュースサイト・澳華網は「最も嫌われる旅行客はどの国の人?」とのコラムを掲載した。
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マナーの悪さや素養のなさばかりが注目の的となっている中国人観光客が、欧米圏にその存在を認めてもらえるようになるには、長い時間がかかりそうだ。しかし、現実には、欧米中の商業施設で長蛇の列をつくり、まばたきする間に何千ユーロもの買い物をして、その売り上げに貢献しているのは中国人だ。本国からカップラーメンを箱単位で持ち込んで、宿泊費の安いモーテルに連泊し、涙ぐましいまでに滞在費を節約した結果、何万ユーロもの高級品をがっさり買って帰る。
ユーロ圏が成立したばかりのころ。ある中国人がフランスで、買い物に500ユーロ札を使おうとしたところ、店員らはそれがニセ札でないかどうかを入念に調べはじめたという。そんな時代は今や昔。欧州の人々が中国人観光客を見分ける指標は、「金離れのよさ」にある。肩をいからせて街を闊歩し、首から下げたライカのカメラが突き出た腹にのっかっていたら、それは間違いなく中国人だ。
さて、これだけ消費に貢献しても、中国人の待遇は日本人旅行客のそれに比べることはできない。日本人の若い旅行客を見ていると、フリー旅行で自分らしい旅を楽しみ、物静かで友好的で、身なりもきちんとしている。アジア圏からの旅行客としては彼らが最高クラスなのだ。その次に香港や台湾、その次に韓国人がランクされる。
それでも、「世界で最も嫌われている観光客はアメリカ人観光客だ」といういわれがある。世界中どこへ行っても、まるでそこが自宅であるかのようにふるまうアメリカ人。アメリカは世界のリーダー国だから、我々こそが世界の救世主だとばかりにふるまうアメリカ人。中国人は幸いなことに英語を理解しないので、どんなに彼らに憧れ、彼らのようになりたいと望んでも完全にアメリカ人になり切ることなど到底できはしない。つまり、彼らがいる限り、中国人は世界中の人から最も嫌われる旅行客になることはないだろう。(翻訳・編集/愛玉)
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