世界遺産の中国仏像壁画、塗り絵本として発売へ―中国紙

Record China    2015年10月1日(木) 14時33分

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30日、英国や米国のアマゾンで長期にわたりベストセラーで、巷でも評判な塗り絵本「ひみつの花園」の「竜門石窟版」が間もなく発売される。

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2015年9月30日、英国米国のアマゾンで長期にわたりベストセラーで、巷でも評判な塗り絵本「ひみつの花園」の「竜門石窟版」が間もなく発売される。大河報が伝えた。

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中秋節(旧暦8月15日、今年は9月27日)当日、竜門石窟世界文化遺産園区管理委員会(以下、竜門石窟)で、竜門石窟が企画した塗り絵本を見つけた。数日後、正式発売される。

この本は8ページからなる手書きの絵で構成された「竜門石窟手書き塗り絵本」だ。竜門石窟観光局の職員王棟(ワン・ドン)氏によると、これは「竜門石窟手書き塗り絵本」と言い、「唐代菩薩」、「北魏文昭皇后の礼仏図」、「北魏王朝の花瓶」など8枚の手書き絵で構成されており、いずれも竜門石窟の仏像と壁画から由来し、それぞれの絵の隣に文化財に関する文書説明が添えられている。絵を塗る時には、自分の想像に任せて、色鉛筆で形どり、完成させるという。

この本のアイデアについて、竜門石窟園区管理委員会の于迎(ユー・イン)委員長は取材に対し「歴史的に竜門石窟の多くの像は『色付き』だった。千年にわたる雨風を受け風化したため、殆どの石像はかつての色彩を失ってしまった。塗り絵を通して石窟が本来持つ色の歴史を再現し、革新的な方法で文化財保護に関する知識と理解を深めてほしい」と語る。于氏はまた「塗り絵本」を選択したのは、文化財保護という通り一辺倒な堅い説教に別れを告げ、実際に「自分で色を塗り、保護に参加する」という作業を通し文化財保護への意識をより深く認識させるためであると説明する。(提供/人民網日本語版・翻訳/JK・編集/武藤)

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