2015年9月27日、米華字紙・世界日報によると、米商務省は25日、2014年中国人観光客市場報告書を公式サイトで発表した。

【その他の写真】

2014年に米国を訪れた中国人観光客は220万人で、前年より21％増加。関連する消費額は238億ドル（約2兆8560億円）に上った。13年は211億ドル（約2兆5320億円）だった。外国人観光客全体の消費額は2208億ドル（約2兆6500億円）で、中国人観光客の消費が占める割合は10％を超える。

14年11月に始まった中国人観光客への「10年ビザ」も発給数は250万件に上り、大幅に増加。訪米の目的は9割が「ショッピング」。「観光」、「グルメ」が続くほか、各地の自然豊かな国立公園も人気で、4割の人が訪れている。

訪米中の中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席は22日、シアトルで16年を「米中観光イヤー」にすると宣言。両国間の人的交流をいっそう促すことを目的に、さまざまな緩和を行うと同時に、観光業を戦略的基幹産業に定めることを明らかにした。米国側からも同様の対応をとることが発表されている。（翻訳・編集/岡田）