「世界の工場」から「世界最大の市場」へ！15年内に中産階級が6億人に増加―中国

2007年10月6日、スペイン紙「ラ・バングアルディア」は、この20年間世界の工場として目覚ましい発展を見せている中国は今後成長の第2段階へ入り、膨大な中産階級からなる巨大な国内市場を完成させるとの予想を発表した。

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現在、中国には収入1万2000ドル（約150万円）を超える中産階級が約1億人存在している。これらの中流層は住宅購入・ミドルクラス以上の乗用車・国外旅行・教育などにおける主要な消費者となっている。同紙は今後15年以内に中国の中産階級は6億人にまで増加するとの見通しを示している。

世界の工場から世界最大の市場へと新たなステージを目指す中国だが、問題も多い。特にエネルギー問題と環境問題は深刻だ。中産階級の一人あたりエネルギー消費量は低所得者の3．4倍に達するため、中国政府が目指すエネルギー削減策と経済成長との両立には大きな課題が立ちはだかっている。（翻訳・編集/KT）