日本兵と武術を競った父、日本の小隊長は夜襲され父の姿を見て思わず「親指立てる」―中国メディア

Record China    2015年9月4日(金) 6時52分

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2日、中国・河南省周口市の地元紙・周口日報は、第2次世界大戦で日本兵と対峙した男性を父に持つ人物がつづった文章を掲載した。イメージ写真。

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2015年9月2日、中国・河南省周口市の地元紙・周口日報は、第2次世界大戦で日本兵と対峙した男性を父に持つ人物がつづった文章を掲載した。

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父は他界して17年が経つ。父は生前、戦争の体験談をよく私たちに語ってくれたが、いつも涙なくしては語れなかった。

1942年の秋、当時20歳だった父は同省開封市で有名な武術家のもとで雑務をこなし、合間の空き時間に門下生の稽古を参考に鍛錬を続けた。ある日、付近の湖で魚を捕っていた際、日本兵に見つかったが、打ち勝った。

その後、日本兵はこの武術家の存在を知り、挑戦状をたたきつけた。日本の小隊長は36人を引き連れてきたが、武術家の門下生らに気圧され、引くに引けなくなりそばにいた父親に突破口があると思い、父親と勝負すると言い始めた。「彼は雑用で武術を知らない」と武術家は説明したが日本兵は譲らず、堪忍袋の尾が切れた父親は応戦し日本兵に勝利。メンツ丸つぶれの日本兵側は小隊長が父と対戦し僅差で小隊長が勝利した。その後、武術家は父親の度胸を買い、門下生に昇格させた。

しばらくして、中国軍の遊撃隊が武術家の援助を受け、現地に住む日本兵に夜襲をかけた。その際に父に勝った小隊長を捕虜にし、夜襲部隊の前衛にいた父を目にした小隊長は、驚いた様子で敬意を表するかのように父に向け親指を立てたという。(翻訳・編集/内山)

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