Record China 2015年9月2日(水) 8時58分
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31日、鳳凰衛視は「日本の態度がロシアを激怒させた」と伝えた。写真はプーチン大統領が表紙の書籍。
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2015年8月31日、鳳凰衛視は「日本の態度がロシアを激怒させた」と伝えた。
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報道は、日露関係に微妙な変化が起きていることについて、評論家の陳氷(チェン・ビン)氏に意見を求めた。陳氏は「日本が今年に入り対中、対露関係を調整しようとしている」とし、その象徴的な動きとして安倍首相の9月の中国訪問、岸田外相のモスクワ訪問、プーチン大統領の訪日を挙げた。しかし、これらの外交活動がキャンセルあるいはペンディング状態になっていることについて、「安倍政権の外交努力が基本的に失敗に終わった。その責任は安倍首相自身にある」と指摘している。
陳氏はその背景として、まず、「第2次世界大戦の歴史認識がはっきりせず、誠意ある謝罪がなかったことが、第2次世界大戦で抗日戦争を共に戦った中露にとって不満だった」と指摘。「メドベージェフ首相の択捉島上陸は、日本の第2次世界大戦の認識に対する無言の抗議だ」と述べた。さらに、「日本は米国に近付き過ぎている。少なくともロシアは、ウクライナ問題での日本のロシアに対する制裁措置はやり過ぎだと見ている」とし、「ロシアははっきりとした手段で日本に対して領土問題に関する協議を行おうという思惑を捨てよということを示した。これは米国に対するメッセージでもある」と分析した。
一方で、「ロシアには、日本と領土問題よりも経済問題について話し合いたいという思惑がある」とし、「数カ月以内に経済貿易方面で日露関係に進展があった場合、プーチン大統領の年内訪日の可能性も残されている」と解説した。(翻訳・編集/北田)
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