Record China 2015年9月1日(火) 12時47分
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31日、国連の潘基文事務総長の中国軍事パレード出席をめぐり、菅義偉官房長官が「国連は中立であるべきだ」と改めて不快感を示した。写真は軍事パレードに向けて大気汚染の改善が進む北京。
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2015年8月31日、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長の中国軍事パレード出席をめぐり、菅義偉官房長官が「国連は中立であるべきだ」と改めて不快感を示した。
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菅官房長官は31日の記者会見で、「いたずらに特定の過去に焦点を当てるべきではない。自由、人権、法の支配を含めた国際社会の融和と発展、未来志向の姿勢を強調することこそ国連に求められている」と発言した。日本政府はこれに先立ち、行事出席に対する抗議の意を伝えていたが、潘事務総長は「歴史の教訓をくみ取って明るい未来を切り開くことは、国連事務総長としての義務だ」と反論していた。
中国が抗日戦争勝利70周年を記念して行う軍事パレードでは、潘事務総長のほか、ロシアのプーチン大統領、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領、南アフリカ共和国のズマ大統領が特に注目を集めている。今回、日本側が示した不快感に対し、中国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。
「軍事パレードは日本への当て付けではないと説明しただろ」
「第2次世界大戦を記念するのに中立って必要か?」
「潘事務総長は韓国人だ!」
「日本は侵略戦争で他の国に不快感を与えなかったとでも言うのだろうか?」
「国連の設立経緯を日本人は理解していないようだ」
「国連だって特定の歴史の産物」
「事務総長の広島、長崎訪問は?原爆投下された町への訪問は“特定の過去への焦点”には含まれないのか?」
「国連は第2次世界大戦の戦勝国が戦争勝利を揺るぎないものにするために作った組織だ。その誕生理念となったのが正確な歴史観。『中立であるべき』だなんて無理な話。軍国主義への反省を拒否する敗戦国が“中立”という言葉でごまかそうとしている」
「日本のメディアは中国のパレードをどう見ているのだろう」
「日本に比べると、中国が戦争への道を進む可能性の方が高いと思う。安倍首相は安保法案という書面的なレベルで国民の抗議を受けているのだから」(翻訳・編集/野谷)
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