2015年8月31日、韓国・文化日報によると、中国が抗日戦争勝利70周年に際しこのほど再オープンさせた中国人民抗日戦争記念館で、北朝鮮関連の資料が減少した一方、韓国とのつながりを示す資料の充実ぶりに注目が集まっている。

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展示のうち、「朝鮮半島の独立運動への支援」と題されたコーナーには、韓国国旗が各所に掲げられた大韓民国臨時政府関連の写真や、尹奉吉（ユン・ボンギル）など韓国の独立運動家に関する資料が展示されている。尹奉吉の写真の下に配置された「東北抗日聯軍」の写真は、北朝鮮の金日成（キム・イルソン）主席が写っているとされ広く知られた物だが、これに「金日成」との説明はされていない。

また、「世界各国の反ファシスト戦争勝利記念」コーナーのトップには、韓国の光復節（日本からの解放記念日）行事に出席する朴槿恵（パク・クネ）大統領の写真が掲げられた。他にもイスラエル、ロシアなどの写真が並ぶが、中でも韓国を最も目立たせた形で、北朝鮮の写真はないという。

これについて、韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられている。

「親日派が反ファシストとはあきれた話だ」

「理解不能。親日のこんな『偽者』を抗日記念館に展示するとは…」

「習近平（シー・ジンピン）は朴槿恵の父親が誰かを知らないみたいだ」

「こういう所に独立闘士の子孫が大統領として展示されたらどんなに良いだろう」

「中国は北朝鮮を完全に捨てたんだね。今こそ統一の好機」

「北朝鮮は中国からも仲間外れにされ、もう国際的に孤立だね。自爆しか道はない」

「中国の二面性が見える」

「日本人が怒りそう」

「中韓は日本の軍事大国への道を防がねばならない。日本人は力さえ付ければ朝鮮半島を奪おうとするに決まっている」

「安倍（首相）と金正恩（キム・ジョンウン）が人間のくずとして扱われるのは、当然のことだ」

「前は朴大統領を批判していたけど、今回、中国の戦勝記念行事に参加を決めたことは国民の一人として支持する」（翻訳・編集/和氣）