世界連鎖株安、日米市場でストップかかる=東証株価が続急騰、一時400円超高=NY株も6年10カ月ぶりの上げ幅―中国金融緩和第2弾を好感

八牧浩行    2015年8月27日(木) 9時39分

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27日、東京株式市場の日経平均株価は続急騰し、一時前日比433円高の1万8810円を付けた。26日の米株式市場でダウ工業株30種平均が7営業日ぶりに急反発したことや中国人民銀行が第2弾の緊急対策を打ち出したことが買い材料となった。写真は東京証券取引所。

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2015年8月27日、東京株式市場の日経平均株価は続急騰し、一時前日比433円高の1万8810円を付けた。26日の米株式市場でダウ工業株30種平均が7営業日ぶりに急反発したことや中国人民銀行が第2弾の緊急対策を打ち出したことが買い材料となった。

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東京株式市場では、長期にわたる下落相場で割安感が出てきたため、押し目買いの動きも広がり、市場関係者は「株式相場はひとまず底入れした」と見ている。

26日の米株式市場でダウ工業株30種平均は7営業日ぶりに急反発し、前日比619ドル(4.0%)高の1万6285ドルで終了した。上げ幅は2008年10月28日(889ドル高)以来約6年10カ月ぶりの大幅だった。

人民銀が26日、短期流動性オペレーションを通じて1400億元(約2兆6000億円)を市場に供給したと発表。前日の政策金利や預金準備率の引き下げに続いて緊急対策を打ち出したことで、買い安心感が広がった。この日発表された7月の米耐久財受注額が前月比2.0%増と市場予想を上回ったことも、株買い要因となった。(八牧浩行

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

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