2015年8月25日、環球時報は海外メディアの報道を引用し、ロシアのメドベージェフ首相が北方領土の択捉島を訪問した問題で、安倍晋三首相が「極めて遺憾」と批判する発言をしたと報じた。

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メドベージェフ首相が択捉島を訪問したのは22日。安倍首相は24日の参院予算委員会で「北方四島に関する日本の立場と相いれず、日本国民の感情を傷つけるものであり、極めて遺憾だ」と述べると同時に、北方領土問題の解決に向けてプーチン大統領と対話を続ける考えを示した。

ロシア首相の択捉訪問を受け、日本政府は駐日ロシア大使に抗議の申し入れをし、岸田文雄外相の訪露を延期する方針も固めている。これに対し、ロシアメディア・RIAノーボスチは24日付の報道で「ロシアの多くの政治家はこの問題が日露関係に大きな影響を及ぼすことはないと考えている」と指摘。ただ、ロゴージン副首相はツイッターで、「彼らは騒ぎ立てることしかできない。本当の男なら、伝統に従い切腹すべきだ。そうすれば静かになる」と反発している。

この報道に対し、中国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。

「安倍首相は中国に対しては情けなど見せないが、ロシアの前では奴隷のようだ」

「人間ってそんなものだよ。強い者の前では小さくなる」

「ロシアの方こそ身勝手だ。日本は大国とも小国とも謙虚に付き合っている」

「日本の政治家は教科書の内容を都合よく変更したり、靖国神社に参拝したりしているが？」

「切腹とは良い提案だ」

「今の日本人がどうやって腹を切るのか見てみたい！」

「日本は抗議することしかできないのか？」

「北方領土問題って第2次世界大戦で残された問題だろ。日本人の8割以上は戦後生まれで、戦争には直接関わっていないなんて言うのであれば、北方領土もロシアに帰属するってことにならない？」

「領土問題の解決手段は戦争だけ」

「日中友好を願っている中国人は、安倍首相の訪中見送りに失望している。日本人はそんなに米国が怖いの？」（翻訳・編集/野谷）