2015年8月23日、韓国・ニュース1によると、韓国で所得が増えてもお金を使わない「黒字型消費低迷」が続いている中、唯一海外への支出だけが伸びている。

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韓国企画財政部と韓国銀行（中央銀行）によると、今年第1四半期に韓国人が海外で支出した金額は6兆1527億ウォン（約6768億円）を記録し、前四半期に比べて3839億ウォン（約422億円）増加した。前年同期比では6772億ウォン（約744億円）の増加になる。韓国国民の海外消費が最近急激に増えており、 11年第1四半期の4兆6650億ウォン（約5131億円）と比較すると、直近4年間で32％（1兆5000億ウォン（約1650億円））海外での支出額が増加したことになる。韓国銀行関係者は「韓国人が外国で支出する金額も民間消費に含まれるが、実質的に内需の活性化と国内総生産の増加には助けにならない」と述べた。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「国内旅行はぼったくられるから、海外旅行の方がいい」

「済州島旅行と日本旅行の費用は大して変わらないのに、誰が済州島に行くんだ？今年5月に済州島へ4泊5日で行ったけど、1人当たり60万ウォン（約6万6000円）程度使った。今月、日本に4泊5日で旅行したが、1人当たり80万ウォン（約8万8000円）ぐらいだった。日本はぼったくりがないが、済州島だとミネラルウォーターのボトルが2000ウォン（約220円）、カップラーメン1個が3000ウォン（約330円）もする」

「流通構造を改善して、観光地のぼったくりをやめて、適切な水準の価格にしなければ、このような傾向は今後もっと深刻になる」

「海外で買い物をした方が安く買える」

「休暇で4泊5日の台湾旅行に行ってきたが、手頃な価格のお土産を少し買って、地元の料理をたらふく食べても物価が韓国よりも安いから、100万ウォン（約11万円）にもならなかった。こんな状況なのに、誰が国内旅行なんかする？」

「旅行だけじゃなくて、通販でも海外の方が安い」

「韓国のものでも海外で買った方が安いし品質も良い。こうなるのは当たり前だ。なぜ韓国企業は自国民から絞り取ろうとするのだろう」

「国内旅行活性化の一番簡単な方法は、ウォン安にすることだ」

「韓国企業が自国民を適当に扱ってきた結果だ」

「国内旅行って…。見に行くところも別にないし、町並みは汚いし、買い物をするにしても品質が良い訳でもない。人々も親切じゃないし、こんな状態で国内旅行はしないだろう」（翻訳・編集/三田）