2015年8月21日、環球時報は中国が来月3日に行う抗日戦勝記念の軍事パレードをめぐり、韓国メディアが朴槿恵（パク・クネ）大統領出席の可能性は高いとの見方を示していると報じた。

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韓国政府は20日、朴大統領が来月2〜4日に訪中し、3日に北京で開かれる抗日戦勝記念式典に出席することを明らかにした。ただ、目玉となる軍事パレードに出席するかは今のところ不明。大統領は3日午後に上海に移動し、大韓民国臨時政府旧跡の再開館式に出る方向で調整を進めている。

この発表について、韓国・聯合ニュースは、「与野党ともに朴大統領の決定を歓迎している」と報道。与党セヌリ党の報道官は「訪中の成功を期待する」と述べ、野党の新政治民主連合は「韓国は米中の間で揺れ動くことなく、国益追求のための外交路線を進むべき」とのコメントを出した。また、ニューシスは20日付の報道で、「朴大統領の式典参加で中韓関係の強さが対外的に示されるが、この一方で韓国は米国にも配慮する必要がある」と指摘し、「南北の対立が深まるなかで、対中外交の重要性はいっそう明確になった。最終的に政府は中国との実際主義に基づく外交を選んだ」と伝えている。

このほか、アジア経済は「米国は朴大統領の出席を望んでいないだろうが、中国を失望させることも韓国にとっては負担となる」「中国の記念行事は日本の侵略行為に的を絞ったもので、韓国側が参加を拒む理由はない」と報じた。また、国民日報は朴大統領が3日の軍事パレードに出席する可能性が高いと指摘。韓国・聯合ニュースは消息筋の話として、これを否定する見方を示しているが、朝鮮日報は「最新鋭の武器が披露されるパレードに朴大統領は出席するだろう」との分析を紹介している。（翻訳・編集/野谷）