台湾でまたも旅客機パイロットが操縦ミス=「緊急事態」でも発信せず、“イチかバチか”の行為に批判と罰則―台湾メディア

Record China    2015年8月20日(木) 9時57分

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18日、台湾・中央通信社は、台湾のファーイースタン航空のパイロットに操縦上のミスが続出していると伝えた。資料写真。

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2015年8月18日、台湾・中央通信社は、台湾のファーイースタン航空のパイロットに操縦上のミスが続出していると伝えた。

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台湾の航空会社では、今年2月に乗客乗員43人が犠牲となったトランスアジア機の墜落が記憶に新しい。同件について、正常に稼働していた2基目のエンジン停止の原因は機長のミスによるものだったと台湾民航局が7月に調査報告を発表した。

今年5月末に起きたファーイースタン航空のトラブルでもパイロットのミスが指摘されている。報道によると、台北松山航空から離陸したファーイースタン航空機は、天候不良により目的地の金門県に着陸できず台北松山航空に引き返した。ところがその後スタッフがチェックした際、燃料はわずかに2000ポンドだったと判明。3700ポンドを下回る量の燃料では、着陸に失敗した場合再度安全に離陸できないという。仮に引き返した台北松山空港で着陸に失敗していたら、乗員乗客に危険が及んでいた可能性が高い。

報道では、「メーデー(緊急事態を発信すること)を出すこともせず、パイロットの行為は乗員乗客138人の命を博打にかけたに等しい」と批判。さらに台湾民航局は、「こんなに大胆なパイロットも珍しい。パイロットはやってはいけないミスをした」と苦言を呈し、同機を操縦したパイロット2人に飛行停止を命じるなど罰則を科した。(翻訳・編集/内山)

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