「軍艦島」世界遺産登録問題で韓国人教授が抗議、「『強制徴用』に関する記述が見当たらない」=「彼はモンスタークレーマーだ」と日本ネット

Record China    2015年8月19日(水) 11時13分

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19日、日韓両国間で政治決着したはずの世界文化遺産「長崎市・端島(軍艦島)」における朝鮮半島出身者「強制徴用」問題について、韓国の大学教授が「日本の歴史歪曲(わいきょく)はまだ続いている」として抗議している。写真は軍艦島。

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2015年8月19日、日韓両国間で政治決着したはずの世界文化遺産「長崎市・端島(軍艦島)」における朝鮮半島出身者「強制徴用」問題について、韓国の大学教授が「日本の歴史歪曲(わいきょく)はまだ続いている」として抗議している。教授は果たして、「モンスタークレーマー」(日本人ネットユーザー)なのか。

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韓国・聯合ニュースによると、今月17日に軍艦島を訪れた広報専門家で誠信女子大学の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授は、帰国後、韓国メディアのインタビューで、「長崎市内の至るところに設置された軍艦島の世界文化遺産登録に関する案内ブースやプラカード、広告などには『強制徴用』の事実は全く記載されていなかった。島行きの船内放送やパンフレットにもその言葉はなかった。日本は強制徴用の被害者のための適切な措置を取ると言ったが、言葉だけだった」と日本政府を批判した。徐教授は遺産登録前の5月にも軍艦島を訪れている。

これについて、韓国のネットユーザーの間では「ひきょうな日本政府には本当に腹が立つ!」「資格を剥奪する制度はないの?」などとしながらも、「これが韓国外交部の交渉の成果!」「こうなると思っていたよ。慰安婦を認めていない日本が約束を守ると思う?」と、むしろ韓国政府の無能さを非難する声が目立った。

日本のネットユーザーの間では、「我々の方が外交的敗北かと思ったが、そうでもなかったんだな」との受け止めに一定の支持が集まっていた。徐教授の行動については、「短い期間に2度も軍艦島を訪れ、あら探しをしているのは売名行為だ」とし、「彼はモンスタークレーマーだ」との指摘もあった。日本政府が約束した「適切な措置」は取られるとしても、観光客用のパンフレットにそのまま明記するような露骨な書きぶりになるとは常識的に考えられない。同教授の憤慨は分からなくもないにしても、あまりに政治の現実を知らなさすぎると言ったら、憤慨にまた火を付けることになるのだろうか。(編集/KO)

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