2015年8月16日、複数の韓国メディアは、日本の現職閣僚と国会議員が靖国神社を参拝し、安倍晋三首相が神社に真榊（まさかき）を奉納したことについて、中韓が激しく非難したと報じた。

【その他の写真】

中国外交部の華春瑩（ホア・チュンイン）報道官は15日、外交部のホームページに掲載した声明で、「靖国神社は日本軍国主義が対外的に起こした侵略戦争の精神的な象徴」とし、「中国はこれ（靖国神社参拝及び真榊奉納）に対して強い反対と強烈な不満を表明する」と述べた。韓国からも多くの批判の声が上がっており、韓国国会では与野党共に口をそろえて「過去の歴史に対する反省のない行為」と一斉に批判した。また、セヌリ党の金栄宇（キム・ヨンウ）首席報道官は15日に出された安倍談話の内容と共に、「日本の議員たちは、神社参拝の行列が安倍談話の二つの顔を世界万国に示す恥ずかしく卑劣な行動であることを自覚しなければならない」と批判し、「日本の未来は小児病的な歴史意識ではなく、率直な過去の歴史に対する反省にあることをもう一度警告する」と強調した。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「やはり北東アジアはEUみたいに統合することは無理かもな」

「日本人はずる賢いから、なんだかんだと理由を付ける」

「中国が何をえらそうなことを言っているんだ」

「中国が周辺国に対して行っている行為に比べると、靖国参拝なんて取るに足らない」

「中国が日本の靖国神社参拝に対して声高に非難してくれることは大変ありがたいが、北東アジアでやろうとしていることを見ると、韓国の味方じゃないな」

「よく言ったぞ、中国」

「私たちも強力に対応しなければならない。韓国政府はいつもやられてばかりいる。しっかりとした行動を見せろ」

「靖国神社自体を処分すれば問題は解決する」

「韓国にもなぜ靖国神社参拝が問題になっているのか理解してないやつがいるようだ。しっかりと歴史を勉強し直さないといけない」

「言葉と行動が伴っていないのは韓国だけの問題じゃない。中国も日本のことを批判しながら、日本への最大の観光客は中国人だ」（翻訳・編集/三田）