2015年8月14日、中国・四川省で展示されている人気タレントたちの「最も醜いろう人形」が大きな話題に。女優チャン・ツィイー（章子怡）やコン・リー（鞏俐）の関係者は「ライセンスを与えたことはない」と語っている。新浪が伝えた。

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四川省・華エイ市の観光区にある、ろう人形館に登場した人気スターの人形たちについて、ネット上で話題に火がついたもの。ろう人形と言えば、中華圏では香港や上海にあるマダム・タッソーろう人形館が有名。しかし、四川省に登場したものは本人に似てもにつかないばかりか、女優たちはジャージ、俳優たちは時代遅れのファッションに身を包み、「農村ファッション展示館」と名付けられてしまうひどさ。「最も醜いろう人形」「名誉棄損レベル」と騒がれている。

醜い人形をさらされてしまった人気スターたちからは、続々と不満と怒りの声が聞かれている。チャン・ツィイーのマネジャーは、ライセンスを与えた覚えはなく、完全に無許可であることを強調し、「弁護士と協議し、すぐ撤去させるようにする」とコメント。女優コン・リー（鞏俐）の関係者は「恐怖だ」と語り、人気アーティストのジェイ・チョウ（周杰倫）の事務所でも、無許可であることを語っている。

話題のろう人形たちは、ファッションセンスもひどい上に顔色まで悪く、広い会場に並んだ姿はまるでお化け屋敷のよう。自称「中国3大ろう人形館」という同館のある華エイ市観光区の責任者は、「人形のデザインや服装はわれわれが決定したものではない」とコメント。醜い人形を作られてしまった人気スターたちからは、「今のところクレームは持ち込まれていない」と語っている。

なお、人形は中華圏の人気タレントだけでなく、男子テニスのロジャー・フェデラー選手や、米女優ジュリア・ロバーツなど、海外スターまで網羅している。（翻訳・編集/Mathilda）