Record China 2015年8月10日(月) 17時20分
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9日、尖閣諸島の帰属をめぐって台湾の李登輝元総統と馬英九現総統の間で応酬が続いている。台湾紙・中国時報は「尖閣は日本のもの」と主張する李登輝氏を強い言葉で批判した。写真は台湾の青天白日満地紅旗。
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2015年8月9日、尖閣諸島の帰属をめぐって台湾の李登輝(リー・ドンフイ)元総統と馬英九(マー・インジウ)現総統の間で応酬が続いている。台湾紙・中国時報は「尖閣は日本のもの」と主張する李登輝氏を強い言葉で批判した。中国紙・環球時報がこれを引用して伝えている。
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先月23日、日本滞在中の李登輝元総統が都内で行われた記者会見で、「尖閣列島は日本のものである」と発言。これは同氏の従来通りの主張だが、馬英九総統がただちに反論した。馬総統は今月3日付で中国時報に自ら投書し、「釣魚台(尖閣諸島)は当然のごとく中華民国の領土である」と題して、李登輝元総統の発言を「史実や憲法、国際法に違反する。撤回と謝罪を求める」と批判した。これに李氏側もさらに反ばく。馬総統に「もう少しお勉強しなさい」と返したため、舌戦はすぐには収束しない様相を示してきた。
地元紙・中国時報は李登輝元総統の一連の親日的な言動を強く批判し、「退任後の媚日ともいえる行動は日に日に目に余るものになる。かつて台湾の指導者であったことを忘れてしまったのか。最低限の職業モラルは守っていただきたい」とした。続いて、同氏の総統時代の失政を並べ立てている。
いわく、李登輝氏は総統就任当初は権力固めに注力したため、慎重な政治活動にとどまっていたが、その後は「一つの中国(=台湾は中国の一部である)」の原則を否定するような「二国論」を持ち上げた。これ以外にも、度重なる改憲、「統独(統一か、独立か)」争議、教育改革、「凍省(中華民国台湾省の機能停止)」、南向政策(東南アジア諸国への投資)、地方勢力の引き上げなど、後先を省みない政治で台湾の疲弊を招くに至ったとし、退任後も台湾の尊厳を軽視するような不適切な発言の数々を繰り返していると主張した。(翻訳・編集/愛玉)
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