2015年8月4日、韓国・聯合ニュースによると、英BBCは「終戦70周年を控えた日本で歴史修正主義的な見方が徐々に主流になってきている」と伝えた。

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英BBCは、「第2次大戦当時の蛮行を否定する歴史修正主義が日本で勢力を伸ばしており、特に敗戦国の歴史を学び、中韓にいつまでも謝罪しなければならない状況に反感を覚える若者の間でこうした傾向が目立つ」と指摘。さらに、昨年東京都知事選挙で善戦した田母神俊雄氏の主張が歴史修正主義の端的な例であると紹介した。

田母神氏はBBCとのインタビューで、「敗戦国である日本は戦勝国の視点から見た歴史を強要された。『本当の日本の歴史』を回復しなければならない」と強調。南京事件については「目撃者の証言がなく、操作された事件」とし、慰安婦強制連行問題については、「多くの韓国人女性を集めるのに必要な兵士はどれくらいだったか。韓国の男性はそれを見ているだけの臆病者だったのか」と反論した。田母神氏は「日本は韓国などアジア諸国を侵略したのではなく、西洋帝国主義者の抑圧から解放した」と主張している。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「本当の謝罪は次の政権まで待たねばならないようだな」

「日本は今でも侵略の歴史を美化し、歴史を歪曲（わいきょく）している」

「隣国がこんな問題児で本当に不幸だ」

「西洋諸国は侵略の過去をみな認めているのに、日本だけが認めていない」

「韓国から盗んだもので大国となり、金持ちになっておきながら、何という言い草だ」

「日本は常にうそばかりついているから、そのうち国際的に孤立するだろう」

「日本で嫌韓がまん延している事実自体が、日本政府がちゃんと仕事をしていないことの証しだ。歴史を正しく学べば嫌韓になるはずない」

「『軍隊の中に慰安所のような倫理意識に反する施設を作った』ということは日本も認めている。慰安婦たちを強制的に連れて行った根拠が韓国側にないから日本が反論しているんだ」

「朝鮮が植民地になったのは日本のせいではない。当時、ロシアが朝鮮を植民地化しようとしたが、朝鮮がロシアに取り込まれることを脅威に感じた日本が日露戦争を起こして勝利し、ロシアが退いたのだ。もし朝鮮がロシアの植民地になっていたら、今ごろ朝鮮半島にはロシア人が住んでいて、朝鮮人はシベリアに強制移住させられていただろう」（翻訳・編集/三田）