2015年8月3日、韓国・京郷新聞によると、韓国の政府機関などで高級官僚として働くことになる事務官見習の9割が「韓国社会における経済的分配は公正に成されていない」と考えていることが分かった。また、8割が「韓国社会で最大の力を持つのはお金」と答えた。

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韓国人事革新処は2日、昨年国家公務員試験（5級）に合格し研修中の事務官見習515人を対象に実施した「新任公務員の価値観及び意識調査」の結果を公表した。これによると、事務官見習の大半が、経済的両極化や機会不平等が進んだ結果、お金や権力が韓国社会を支配していると考えていることが分かった。「韓国社会で最大の力を持つのはお金（財力）」との回答は82．9％、同様に「権力」との回答は81．6％に上った。

また、「韓国社会は機会均等が守られていない」とした回答は66．8％、「階層間の移動は不可能」との回答は70．1％と、いずれも悲観的な見方が目立った。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「当たってるよ。公務員試験自体、お金があってこそちゃんと準備できる。お金がなければ試験勉強すらままならない」

「残りの17％はまだお金の味を知らないみたいだ」

「ただ地獄の韓国と呼ばれてるわけじゃないね。本当に地獄だ」

「お金ですべてができるわけじゃないけど、大半のことはできる」

「沈み行く韓国社会…」

「努力では金持ちに勝てない」

「法すら無視するのが韓国社会。大企業の会長が粉飾決算しても執行猶予、パンを盗んだ庶民は懲役3年だ。法治国家とは言えない」

「国会議員の年俸も年金も徐々に削減すべきだ」

「公務員試験にパスした瞬間から、お金と権力に近づける。韓国の公務員試験準備生は20万人、官僚天国だな」

「貧困が扉を開けて入って来ると、愛が窓から逃げて行く」

「顔がきれいだとか格好良い上に、お金もあれば、一世を風靡（ふうび）できる国」

「こんな調査、どうしてわざわざ？全世界で最も大きな力を持つのは金に決まってる」（翻訳・編集/和氣）