米国、過去10年間に韓国など7カ国に、生物兵器にも利用される生きた炭疽菌誤送―韓国メディア

Record China    2015年7月25日(土) 10時35分

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23日、米国防総省は、生物兵器にも利用される活性炭疽菌の誤送付問題に関する調査報告を行い、この10年間に米国本土を含め世界7カ国86カ所の実験室に活性炭疽菌の標本を誤送付していたことを正式に認めた。資料写真。

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2015年7月24日、韓国メディアの報道によると、米国防総省は23日、生物兵器にも利用される活性炭疽菌の誤送付問題に関する調査報告を行い、この10年間に米国本土を含め世界7カ国86カ所の実験室に活性炭疽菌の標本を誤送付していたことを正式に認めた。中国新聞網が伝えた。

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調査報告によると、活性炭疽菌の標本は比較的少量で、一般人に危害はないという。しかし、誤送付の原因はいまだ不明で、関連行程を徹底厳守できなかったことは明らかに重大な規定違反だと指摘した。また、研究や開発目的で使用される炭疽菌は特殊な状況を除き、放射線検査を通し、完全に不活性となった状態で引き渡すが、炭疽菌の不活性の標準は明確にはなっていないという。

米国防総省は5月27日、米国ユタ州の米軍研究所が活性炭疽菌の標本を誤ってカリフォルニア州やメリーランド州など9つの州と、韓国烏山市にある在韓米軍の研究所に送付していたと発表。しかし、民間の安全を脅かす状況などは発生しておらず、標本も関連規定に沿って廃棄したという。

米韓両国は今月15日、ソウルで「在韓米軍地位協定(SOFA)」聯合委員会第195回会議を行い、炭疽菌誤送事件などに関して協議を重ねた。韓国外交部によると、米韓両国は合同調査チームを結成し、同事件に関して調査を行い、真相が明らかになった後、類似事件を防ぐ対策を練るという。今月中には炭疽菌サンプル誤送事件に関する対策が制定されるとみられる。(翻訳・編集/霧島)

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