Record China 2015年7月26日(日) 9時1分
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韓国メディアなどによると、三菱マテリアルは第2次世界大戦中に強制徴用された元中国人労働者に謝罪し、賠償金を支払う方針を固めた。その一方で韓国への言及はなく、中韓両国のネットユーザーの評価は大きく分かれた。資料写真。
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2015年7月25日、戦後70年の節目を迎える中、三菱マテリアルが第2次世界大戦中に強制徴用された元中国人労働者に謝罪し、賠償金を支払う方針を固めた、と韓国などで報じられた。その一方で韓国への言及はなく、中国のネットユーザーが好意的に評価しているのに対し、韓国のネットユーザーは一斉に反発している。
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韓国・聯合ニュースなどによると、三菱マテリアルは強制徴用された中国人3765人に対し、1人当たり10万元(約200万円)の賠償金を支払うという。日本の最高裁が賠償請求を認めなかった中国人被害者に対して、日本企業側が謝罪・賠償するのは初めてだ。
三菱マテリアルは米ロサンゼルスで今月19日(現地時間)、第2次世界大戦中に同社の前身で強制労働をさせられた元米国人捕虜に謝罪。その際、英国、オランダ、オーストラリアの元捕虜にも、同様に謝罪する意思を示したが、韓国人については言及しなかったとされる。
こうした対応について、中国のネットユーザーからは
「金額は少ないが、誠意を見せてくれた。反省する気持ちが表れている」
「日本の企業は政府より良識的だ。ただ、気付くのが遅かった。多くの犠牲者はすでにこの世にはいないと思う。しかし、何もしないよりは絶対にいい!」
「大切なのは賠償金の額ではなく、日本側が歴史の事実と自分たちの過ちを認めたということだ。少なくとも、大きな前進と言える」
「10万元という額よりも重要なのは三菱側の罪を認めるという態度だ。日本政府はこの態度を学べ!」
「…これで三菱自動車の車を安心して買うことができる」
「三菱マテリアルは安倍に比べるとはるかに賢いな」
などの声が集まった。
これに対し、韓国のネットユーザーは
「三菱の謝罪対象は米国人捕虜900人と中国人被害者3765人。韓国人被害者は10万人を超えるのに…。三菱は一体どんな気持ちで謝罪するのだろう?三菱の謝罪は我々の知っている謝罪ではない。日本と韓国は本当に国交正常化したと言えるのだろうか?」
「自分よりも強い相手だけに謝罪するなんて…。日本と韓国は永遠に『近くて遠い国』から抜け出せないだろう」
「わざと韓国を挑発している。日本は韓国と仲良くする気がないようだ」
などと強く反発。
非難の矛先は
「韓国は1965年の日韓協定で、過去の歴史を全て清算すると多額の金を受け取ったでしょ?2度も賠償すると思う?もし逆の立場だったら、韓国は絶対に賠償しないだろう。日本を責めるのはおかしい。日本から受け取った金を被害者に渡さなかった人を責めるべきだ」
「日韓協定の時、まともに調査せずに日本から金を受け取ってしまった。それがいつも足かせとなっている。まるで日本に免罪符を与えた格好になってしまった」
「堂々と韓国を無視するんだね(笑)。こんな扱いをされて、韓国政府は悔しくないの?」
「韓国の大統領と外交部はもっと、強制徴用問題に関心を持つべきだ。朴大統領はファッションと海外旅行にしか興味がない」
などと、韓国政府にも向けられている。(編集/KU)
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