2015年7月21日、韓国・マネートゥデイによると、中東呼吸器症候群（MERS）感染が拡大した6月、訪韓した外国人は75万人にとどまり、前年同月比59％となった。

【その他の写真】

韓国観光公社の発表によると、6月の訪韓外国人は75万人で、前年同月より52万人減少した。前年同月からの減少率を地域・国別に見ると、台湾が76％、香港が75％と大幅に減少したほか、母数の大きい中国は45％、日本は42％、それぞれ減少した。報道では、台湾・香港は、過去の重症急性呼吸器症候群（SARS）被害から感染症に敏感であるため大幅な減少となったとみている。

韓国政府は観光産業の早期正常化に全力を挙げ対応しており、7〜8月に広報活動を強化、遅くとも10月には前年同期レベルにまで観光客数を戻したいとしている。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「果たしてMERSのせいなのか、外国人にたかる韓国人の問題なのか？」

「MERSのせいで各方面に被害が広がっている。観光業界の皆さんも頑張って。いつかまた外国人観光客が戻って来てくれるから」

「朴元淳（パク・ウォンスン）ソウル市長は、ソウルが準戦時状態だとテレビで言っていたけど、そんなときに観光客が来るかな？」

「外国人がMERSにかかったらお金をあげるという情けない政府。朴大統領の任期のあと2年、またこういう失敗が繰り返されるかと思うと恐ろしい」

「政府の対応はひどいね。国民は損するばかりで、政府はのらりくらり」

「年を取るにつれて、この国の回り方が不思議で仕方なくなってくる」

「MERSのせいだけじゃないよ。観光客相手にぼったくりが日常だし、韓国の文化観光を第一にせずに、デパートとかでお金を使わせるような観光を売りにしてる所に、誰も来たいと思わない」

「中国人と日本人のショッピング観光を当てにしてたけど、円安で中国人は日本に行くし、日本人は韓国に来なくなった」（翻訳・編集/和氣）