虎形山ヤオ族郷を突然襲った“激しい暴雨”。やはり自然の“牙”は恐ろしい。

2006年6月25日、夜明け方の2時40分頃、湖南省邵陽市隆回県(こなんしょう　しょうようし　りゅうかいけん)の虎形山(ふーしんさん)ヤオ族郷では、突然、特大の激しい暴雨に見舞われた。実に、11時間近くも降り続いたその総雨量は、なんと239mmにも達した。特に、山は土石流を誘発し、民家の15棟を押し流した。翌日の6月26日20時までに、すでに16人が死亡、11人が行方不明、そして11人の重軽傷者を出す災害となった。この村の主任（責任者）である劉慶（りゅうけい）さんは、みんなに避難を呼びかける最中に、自らが行方不明になってしまった。現在、湖南省政府や邵陽市政府によって懸命な救出活動が行なわれている。

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