2015年7月12日、中国新聞網によると、路線バスの車内で席を譲らなかったとして、少女が高齢の男性からビンタされる騒ぎがあったことが分かった。

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騒動は、中国黒竜江省ハルビン市の路線バスの車内で発生した。11日午前10時ごろ、通路に大勢の人が立っている状態の車内に70歳前後とみられる男性が乗車したが、誰も席を譲らなかったため、男性は後方ドアの近くに座る少女の横に移動し、汚い言葉を浴びせながら席を譲るよう要求。当時、携帯電話を見ていた少女は男性に気付かなかったが、罵声を聞いて体を起こし、「（男性の乗車に）全然気が付かなかった。こんな方法で席を譲ってほしいという人は見たことがない」と言ったところ、男性は怒り出し、少女を平手打ちしたという。さらに暴れようとしたため、周囲にいた他の乗客が男性を少女から引き離す事態にまで至った。

当時、少女が座っていた席は優先席ではなく、今回の騒動について、中国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。

「自分勝手にも程がある」

「どんな権利があってこんなことをするんだ？警察に通報すれば良かったのに」

「70歳前後だろ？それほど高齢というわけではない。こんな方法で少女の座っていた席を乗っ取るなんて」

「最近の高齢者はどうしたんだろう。こういう事件が多すぎる。乗客はみんな運賃を払って乗っているのだから、絶対に席を譲らなければならないとは言えないだろう」

「乗客が席を譲るのは道徳心からだ。義務ではない」

「悪人が年を取っただけのこと」

「自分にも同じような経験がある。妻と一緒にバスに乗っていた時、疲れた妻が眠っていたら老夫婦が近くにやってきて『居眠りを装っている』って嘲笑された」

「批判コメントを書くエネルギーすらない…」（翻訳・編集/野谷）