中産層が2億人を突破か、不動産に過剰依存する傾向―中国

Record China    2015年11月23日(月) 20時40分

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19日、中国の中産層人口は1億人なのか、それとも2億人なのか。推計値をめぐる議論が起きている。写真は不動産投資で人気のバンクーバー。

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2015年11月19日、参考消息網は記事「中国中産層は2億人を突破か、資産は不動産に過剰依存」を掲載した。

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クレディスイスの報告書「グローバル・ウェルス・リポート2015」によると、中国民間の総資産は22兆8000億ドルと日本を抜き、米国に次ぐ世界2位となった。また、中産層の数も1億900万人で世界一となった。2位は米国の9200万人。

この中産層の人数が果たして正しいのか、議論が起きている。クレディスイスの報告書は2000年の社会科学院報告書による全世帯数における中産層の比率をもとに算出された推定値にすぎない。この15年間で中産層の比率が増えていることも考えられる。中国家庭金融調査(CHFS)によると、中産層の比率は青年人口の約20%とクレディスイスの統計の約2倍だという。この試算を採用すれば中国の中産層はすでに2億人を突破している。

また、中国の中産層の資産構成には大きな偏りがあるのも特徴だ。資産の約80%が不動産で、金融資産の比率は10.8%にとどまっている。(翻訳・編集/増田聡太郎

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