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2007年9月16日付の報道によると、中国科学院リモートセンシング研究所の調査チームが、チベット自治区アムド県内のタンラ山脈美爾山でサルウィン川(怒川)の源流を発見した。写真は源流付近で撮影。
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2007年9月16日付の報道によると、中国科学院リモートセンシング研究所の劉少創(リュウ・シャオチュアン)研究員率いる調査チームは、チベット自治区アムド県内のタンラ山脈美爾山でサルウィン川(怒川)の源流を発見した。
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サルウィン川は、チベットから雲南省を経由しミャンマーへと流れる国際河川。全長は2815kmにも達する。流域にはさまざまな動植物が生息しており、2003年には雲南省北西部でメコン川、長江と併走する流域一帯が“三江併流”として世界遺産登録された。
劉少創研究員は中国で著名な探検家。かつて単独徒歩の北極点到達に成功したことで知られる。現在、国際河川の研究に従事。今回の発見について「長らく謎とされてきたサルウィン川の源流を明らかにできたことに興奮している」と語った。(翻訳・編集/KT)