2015年7月1日、韓国・KBSテレビによると、就職活動中の学生などを対象とした韓国雇用労働部のブログに「企業が好む顔」の紹介文と写真が掲載され、批判の声が上がっている。

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「整形は就職7種セットに入る時代？」、「企業はどんな顔を好むのか？」…美容整形外科の広告のような文章が、韓国雇用労働部のブログに掲載された。添付された男女の写真は、整形外科から提供されたものだ。合わせて、「職種に合わせて必要な部分だけ直そう」、「良い印象を与える顔に変えることが大切」といった、整形経験者のコメントも加えられている。

韓国の法律では、採用に当たり合理的な理由なく差別をしてはならないと定められているが、まるで外見の重要性を強調し、美容整形を促すような内容に批判が集中した。雇用労働部は、政策広報のため選ばれた大学生記者が書いたもので、整形ではなく企業にはっきりと印象づけることの重要性を説明するものと釈明した。該当の内容は批判を受け削除されている。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「雇用労働部の職員も、チョン・ジヒョンやチャン・ドンゴンクラスの顔でないなら辞表を出せ」

「やはり人格教育が必要な時代だ。学閥だけを重視してきた結果が出た」

「顔さえ良ければいいというこの世の中。平凡なことが罪のように言われる。プライドを持つのが難しい国だ」

「政府は顔を見て選ぶという内容じゃないか！」

「雇用労働部の長官は、きれいでスリムな女性を横に置いておきたいみたいだ」

「恥の塊と化した国の日常だ」

「実際、人事担当者が好む印象は他にあると聞いた。話しぶりと目つき、姿勢だけ見れば、採用するかどうか30秒で決められるらしい」

「何も分かってないのにブログを書くような学生を記者だなんて、適当に選ぶな」

「面接で『社内でのセクハラにどう対応しますか』と聞かれたときの模範解答は『冗談として笑って受け流す』と書いたらしい。ブログのレベルがひどい」

「こんな状態だから日本に無視される」（翻訳・編集/和氣）