2015年7月2日、韓国・聯合ニュースによると、韓国で中東呼吸器症候群（MERS）の新たな感染者が5日ぶりに確認された。

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韓国保健福祉部中央MERS管理対策本部は同日、「サムスンソウル病院の20代の看護師1人が、2度にわたる遺伝子検査で陽性判定を受けた」と明らかにした。

MERSの新規感染者は、先月27日に1人発生してから4日連続で発生していなかった。同看護師の感染が確認されたことにより、全体の感染者数は183人となった。また、MERS終息宣言も当初の予想よりも遅くなる見通しだ。4日連続で感染者が発生していなかったため、一部では7月中に防疫当局が終息宣言を発表すると予想されていた。

防疫当局は「患者が接触した家族を隔離するとともに、疫学調査を通してサムスンソウル病院での接触者を探し出し、隔離もしくは能動監視措置を取る」と明らかにした。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「やっぱり…。だから油断するなと言ったのに」

「『MERS終息宣言だ！』と浮かれていた政府に責任がある。しっかりと管理しろ」

「もし政府が言論統制したら、国民は患者発生の事実をどうやって知ればいいの？韓国は言論の自由が保障されている国ではない…」

「先進国は最悪の状況を考えて対策をするが、韓国は最高の状況を考えて対策をする」

「そろそろ韓国はMERSで金メダルをもらえそうだね。表彰台には朴大統領が上がるのかな？それとも保健福祉部の長官？」

「終息宣言を出そうとしている時に新たな感染者発生（笑）。前回もそうだったよね？韓国政府の終息宣言を信じられなくなった」

「政府発表の終息宣言が新しい感染、拡散の始まりだということにまだ気付かないの？」

「国内最高と言われるサムスンソウル病院がこのレベル。本当に恥ずかしい。早く閉鎖するべきだ」（翻訳・編集/堂本）