抗日戦争勝利70周年記念軍事パレードに日本を招待=外交上の慣例で―台湾

Record China    2015年6月26日(金) 15時25分

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26日、戦後70周年を迎える今年、台湾では抗日戦争勝利を記念する各行事が行われる。7月4日には「国防戦力展示」とする行事が行われるが、これは事実上の軍事パレードとみられている。台湾国防部が日本の関係者をこれに招待した。写真は台湾の青天白日満地紅旗。

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2015年6月26日、戦後70周年を迎える今年、台湾では「抗日戦争勝利70周年」を記念する各行事が行われる。7月4日には新竹市で「国防戦力展示」とする行事が行われるが、これは事実上の軍事パレードとみられている。台湾国防部が日本の関係者をこれに招待したという。台湾紙・聯合晩報の報道を中国紙・環球時報が伝えた。

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台湾国防部の羅紹和(ルオ・シャオホー)報道官による25日の談話では、「台湾軍による重要行事は、各国の駐台窓口機関とその代表、駐台武官を招待するのが慣例。「国防戦力展示」に関しては、近日中にも公益財団法人交流協会(日本の対台湾窓口機関)に正式な招待状を送付する」としている。これに対して、交流協会側は「そのような申し出が実際にあったのかどうかは、沼田幹夫台北事務所代表など関係各所に確認中」とした上で、出席の意向については「(招待の有無自体が)未確定事項なのでわからない」とした。

抗日戦争勝利70周年の記念式典は中国でも行われる。戦勝記念日の9月3日、北京の天安門広場で軍事パレードが行われると発表されたが、台湾・中央通訊社によると、当初は出席の見込みはないと考えられていた日本の安倍首相に、出席を検討する動きが見られるという。日本メディアの一部報道によると、国家安全保障局の谷内正太郎局長が7月にも北京を訪問し、出席の是非について中国側と協議をかわすと目されている。

中国の現政権である共産党政権は、実際には「抗日戦争」には関わっていない。当時の中国を統治していたのは国民党だ。そして台湾は現在、国民党政権下にある。よって台湾でも7月から10月までの期間に、計16回の戦勝記念行事や展示を各地で行う予定だ。当初は軍事パレードは行わない方針だったが、次月4日の「国防戦力展示」は事実上の軍事パレートに当たるとみられている。

これについて、中国国防部は「抗日戦争における国民党の果たした役割は大きい」として歓迎の意向を示している。(翻訳・編集/愛玉)

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