2015年6月19日、韓国・マネートゥデイによると、韓国の国会外交統一委員会の野党幹事を務める沈載権（シム・ジェグォン）議員は同日、韓国外交部が「慰安婦追悼の日」制定に反対していることについて、「情けないことこの上ない」と批判した。

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沈議員は同日行われた国会の対政府質問で、尹炳世（ユン・ビョンセ）外交部長官に「国連で『慰安婦追悼の日』を制定しようしているのに、なぜ韓国外交部が積極的に反対するのか」と質問。それに対し、尹長官は「慰安婦問題に関して、外交部は確固たる立場を維持している」とした上で、「『慰安婦の日』制定の趣旨には賛成している。女性家族委員会で議論した後、合理的な結論が出るだろう」と答えた。

沈議員がさらに「外交統一委員会や女性家族部に外交部が反対の立場を表明してきた理由を答えろ」と声を荒らげると、尹長官は「反対というよりはさまざまな面から考える必要があると言った」とし、「日本植民地時代に被害を受けた団体はたくさん存在するのに、慰安婦だけを取り上げるのは公平でない。記念日を制定する時には、そういったさまざまな面を考慮する必要がある」と説明した。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「尹炳世は日本の外交部長官だったの？」

「政府と与党は日本との外交的な摩擦を懸念しているんでしょ。本当に情けない政府だ」

「『竹島の日』は良くて、『慰安婦の日』は駄目…。外交部は親日派の集まりか？」

「信じられない。尹炳世は本当は日本人なのでは？一度DNAを調べてみる必要がある」

「韓国政府ではなく国連が制定すると言っているのに、なぜ他の団体のことを気にする必要がある？」

「そんなんだから韓国から『親日派』という言葉がなくならないんだ。日本の目を気にして外交をするな」

「韓国外交部は国民よりも日本を恐れているのか？外交部は今まで日本に強く抗議したことは一度もない。韓国はまだ日本から独立できていないようだ」

「情けないでは済まされない。これは国に対する重大な罪！」

「『慰安婦の日』制定に反対する。何を記念するの？悲惨な過去を忘れないため？それなら記念日を制定するよりも、日本から誠意ある謝罪を受けることの方が重要だ」（翻訳・編集/堂本）