韓国最初のMERS患者、医師への中東渡航歴伝達遅れは「高熱で話をするのも困難だったため」―中国メディア

Record China    2015年6月11日(木) 12時29分

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10日、中東呼吸器症候群(MERS)の韓国での最初の患者となった男性がサウジアラビアなどへの渡航歴を医師へ伝えるのが遅れた理由について、男性の妻は「夫は高熱で話をするのも困難だったためだ」と話した。資料写真。

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2015年6月10日、中国・環球時報(電子版)によると、中東呼吸器症候群(MERS)の韓国での最初の患者となった男性がサウジアラビアなどへの渡航歴を医師へ伝えるのが遅れた理由について、男性の妻は「夫は高熱で話をするのも困難だったためだ」と話した。

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68歳のこの男性は先月、帰国後に体調を崩し、医療機関を転々とした。その過程で無意識に数十人の患者や医療スタッフにウイルスを感染させた。それは、サムスンソウル病院の医師が男性のMERS感染に疑いを持ち、男性を政府が経営する治療機関へと移すまで続き、男性は5月20日に隔離された。

韓国当局は、男性が京畿道平沢市の聖マリア病院ほか3つの医療機関を転々とし、最後にサムスンソウル病院を訪れたと説明した。韓国で2番目の患者となった男性の妻はテレビ局の取材に対し、「夫は渡航歴を意図的に隠したわけではない。高熱で話をするのも困難だった」と語った。妻はすでに退院している。

最初の患者が隔離されて1週間後、聖マリア病院で感染した男性が、多くの患者を抱えるサムスンソウル病院に転院してきたことで感染が拡大。男性は新たな「スーパースプレッダー(伝播者)」となった。

専門家は「このスーパースプレッダー経由での感染の潜伏期間は最長でも今月12日までだ。その後は緩和に向かうと期待される」と説明する。(翻訳・編集/柳川)

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