2015年6月7日、中国でブームになっているリアルバラエティー番組について、中国当局が放送数を制限する「限真令」が発令されるとのうわさが浮上。当局はこれを否定したが、テレビ界では早くも動きが見られている。新浪が伝えた。

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中国でブームになっているリアルバラエティー番組のほとんどが、韓国の人気番組をフォーマットしたもの。各衛星テレビ局が次々に輸入しては視聴率を競い合っている。テレビ界に氾濫するリアルバラエティー番組について、メディアを統括する国家広播電影電視総局（広電総局）がいよいよ介入する、とのうわさがこのほど浮上。番組数を制限する「限真令」が発令される、と話題になっていた。

7日、広電総局・宣伝管理部の担当者がこの問題について答え、ネット上に溢れている「限真令」条例は「存在しない」とコメント。リアルバラエティー番組について、「必要なものだが、正確に導かれなければならない」と語った。

同担当者は、韓国人タレントが中国の伝統芸能を学ぶ番組は「非常によい」と称賛したが、タレント同士が疑似恋愛や疑似結婚をする番組は、「現実味のないショー」と、浮わついていることを指摘。今は存在しない「限真令」だが、いずれ急に登場するのではないかと危惧する声も多い。

不穏な動きを察知したのか、江蘇衛星テレビによるタレント同士の疑似恋愛を追う「我們相愛[口巴]」がこのほど、いきなり放送中止に。タレントではなく一般人に差し替えられるといううわさもあり、当局のプレッシャーを感じさせるものとなっている。ネット上では、「一般人の恋愛なんて誰が見たい？」と不満を訴える声も多く聞かれる。（翻訳・編集/Mathilda）