2015年6月4日、スペイン国王フェリペ6世の甥、フェリペ・フアン・フロイランが、公共の場でアジア系と思われる青年に暴言を吐いたとの報道に対し、スペイン王室は「フロイランが何を言おうと、われわれとは無関係」と回答した。中国メディア・観察者網が伝えた。

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3日付のスペイン紙によると、今年17歳になるフロイランはマドリード市内の遊技場で列に割り込もうとしてアジア系青年に注意を受けた。これに激怒した彼は青年に向かって「黙れ！あばずれ中国人が！」と怒鳴りつけ、「誰に口をきいてるのかわかってるのか？俺はスペイン王位継承順位4位なんだぞ」と叫んだという。この報道により、スペイン王室には批判の声が相次いだ。

スペイン王室関係者は、「フロイランは王室の一員ではない。よってわれわれは彼の言動を評価する立場にない。また、報道が事実かどうかもわからない」と発言。だが、遊技場の職員は「報道にあるような状況は確かにあった」と証言している。中国のネットユーザーはこの記事に対し、「さすが没落国家！」「フロイランは王室の臨時メンバーか？」「どこかの国の政府と同じこと言ってる」「国王の甥って、中国の村長以下の待遇なんだな」といったコメントを寄せている。（翻訳・編集/本郷）