鍼灸、吸い玉療法…。「冬の病気は夏に治す」。

Record China    2006年6月25日(日) 9時32分

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夏に向かう今、鍼治療や指圧、お灸などの東洋医学の病院は繁忙期を迎えている。

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「冬の病気は夏に治す」、これが古来より伝わる中国の東洋医学の鉄則である。ところで、「冬の病気」とは、一般に気管支炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、リューマチ、リューマチ性関節炎などを指す。「夏に治す」のフレーズには、[夏までに症状を軽減する]、または[症状が和らいでいる夏の時期に完治する]との意味合いがある。

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◇さて、ここに紹介されているのは、一つは「鍼灸」であり、もう一つは、日本では「吸い玉療法」と呼ばれているものである。いずれも、身体中に張り巡らしている “血管”および“神経”、そして、さらに

東洋医学独特の知恵である“経絡”という流れに、これまた東洋医学ならではの器具を用いて、それらに直接作用し、滞った循環を修復し活性化させるものだ。

◇特に、「吸い玉療法」は、陶器の玉の中の酸素をアルコールを浸み込ませた綿を燃やすことにより、真空状態をつくり、玉を体の表面に吸着させ、血液等の流れを活性化し、さらには、体に悪影響を及ぼしている血液中の老廃物を、積極的に体の外へ排出させる作用

がある。施術後、血液等は本来の循環を快復し、血液自体も浄化され、サラサラとした流れになる。実に、体全身で爽快感が味わえる療法のひとつである。どこかからだの不調をお感じの方には、ぜひお勧めしたい療法ではある。

◇ともあれ、東洋医学は本来、身体の中に宿る“自然治癒力”を重視し、その働きを活性化させるものである。新陳代謝が活発な「夏」にこそ、自分の身体の中の“自然治癒力”を甦らせておきたい。

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