2015年6月1日、韓国・聯合ニュースによると、日本が世界遺産登録を目指す「明治日本の産業革命遺産」のうち、朝鮮半島出身者の強制徴用があったとされる軍艦島（長崎・端島）を訪れた韓国の大学教授が、「強制徴用の歴史の痕跡はどこにもなかった」と語った。

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5月29日から軍艦島を訪れていた韓国広報専門家の徐敬徳（ソ・ギョンドク）誠信女子大教授は1日、調査結果を明らかにした。徐教授は、「軍艦島には、強制徴用の歴史を知らしめるパンフレットや看板などはなく、長崎市と軍艦島を結ぶ船会社の社員や観光案内員も強制徴用の事実をまったく知らなかった」と述べ、「日本の体系的な歴史歪曲（わいきょく）の現場を直接目の当たりにした」と語った。

徐教授は、事実を隠したまま軍艦島の世界遺産登録を推進する日本政府の動きについて世界に発信するべく、英語の動画を製作し、インターネット上で公開する予定だとしている。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「これでは日本を好きになれるわけがない」

「歴史の捏造（ねつぞう）、天罰を受けるだろう」

「日本の特技だ。巧妙に真実を隠し、自分たちの論理を事実のように言い立てて一般化してしまう」

「日本は本当に救いようがない国。国自体が歪曲（わいきょく）だらけで、国民まで変えてしまった。北朝鮮と同じだ」

「韓国政府は日本政府に何か借りがあるのか、弱点を握られてるのか？外交は感情的にしては駄目だけど、こういう問題は国際的に訴えるとか、断固として対処すべきでは？」

「韓国には韓流ネットワークがあるじゃないか。日本の蛮行をテーマにしたドラマを作って輸出しよう」

「軍艦島を沈めてやりたい」

「私の祖父が強制徴用の被害者の一人だった。村の青年の大部分が徴用の対象になったと、小さい頃に聞いた」

「日本人は人間である痕跡もなくしてしまったのか」

「徐教授、頑張って。国民が応援している」（翻訳・編集/和氣）