出稼ぎ労働人口増加、妊婦の死亡率は都市人口の2.5倍!経済格差のもたらす悲劇―広東省

Record China    2007年9月4日(火) 9時0分

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経済成長が著しい都市のひとつ、広東省。多くの出稼ぎ労働者たちが職を求めてやってくるが、こうした流動人口の妊婦死亡率は都市人口の2.5倍。経済格差のもたらす悲しい現実だ。

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2007年9月3日。WHOがまとめた最新の統計によると、世界の妊婦死亡率は出産10万人当たり430人。中国では同40人である。カナダは同6人、スイスでは同2人と報告されている。

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地域で細かく見ていくと、広東省の2006年の妊婦死亡率は20人であるが、農村部・他省からの出稼ぎ労働者といった、流動人口だけの統計ではその2.5倍の50人になる。広東省のある産婦人科医院では、危篤状態の妊婦の約8割がこうした流動人口であるという。

こうした層の妊婦死亡率が高いことの原因としては、経済的な問題、高齢出産、自宅や非合法の産婦人科での出産などが挙げられている。(翻訳・編集/BA)

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