2015年5月29日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版は、習近平（シー・ジンピン）国家主席のユーモラスな加工画像を公開した中国上海市の男性芸術家が当局に逮捕されたと報じた。

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この男性はインターネット上に画像作品を掲載して注目を集めており、習主席の画像に「ちょびひげ」を施したものを公開したところ、インターネットユーザーから「ヒトラーのようだ」との声が上がり、男性のファンは「指導者に対する不満の意思表示」との見方を示していた。

中国では失脚した人物を除き、指導者の漫画を描くことが長年禁止されている。習政権発足後は習主席がアニメに登場したりしたが、これは習主席自身が認めるもの。ある評論家は「男性の拘束は言論の自由を踏みつける中国の姿勢を顕著に示している」と指摘。男性には5年間の監禁処分が科せられるとの指摘も出ている。（翻訳・編集/野谷）