新中国成立以来最大の盗掘集団を摘発!時価総額100億円、容疑者175人を逮捕―中国

Record China    2015年5月29日(金) 15時6分

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27日、中国公安部の発表によると、遼寧省公安庁は同省朝陽市の紅山文化古代遺跡群で昨年発生した大規模な盗掘事件の容疑者175人を逮捕した。

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2015年5月27日、中国公安部の発表によると、遼寧省公安庁は同省朝陽市の牛河梁紅山文化古代遺跡群で昨年発生した大規模な盗掘事件の容疑者175人を逮捕した。中国紙・人民日報が伝えた。

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「中国の文化史を1000年以上早めた」といわれる紅山(こうざん)文化は、紀元前4700年ごろから紀元前2900年ごろに現在の河北省、遼寧省、内モンゴル自治区にわたって存在したとされる新石器時代の文化。

牛河梁紅山文化古代遺跡群は、昨年6月22日から連続して盗掘の被害が発生。貴重な遺跡が破壊されただけでなく、地中に保存されていた文物が大量に盗まれた。国家公安部はただちに特別捜査本部を設置。公安部の直接指揮の下、北京市、天津市、内モンゴル自治区など6つの省と直轄市の公安機関が連携し、9カ月にわたる極秘捜査を続けた。

昨年12月7日早朝、7つの省区と10市で同時に行われた一斉摘発により、組織の主要構成員78人が逮捕された。公安部によると、これまでに逮捕された容疑者は175人、回収した文物は国宝級が125点、準国宝級が86点、重要文化財級が200点、一般文物が757点の合計1168点で、時価総額は5億元(約100億円)に上り、新中国成立以来最大の盗掘事件がここに終結した。(翻訳・編集/本郷)

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