中国で大規模遺跡盗掘組織摘発、100億円荒稼ぎか―中国紙

Record China    2015年5月28日(木) 11時2分

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27日、中国遼寧省朝陽市公安局はこのほど、遺跡を盗掘しては貴重な文化財を売り飛ばしていたとして、主犯格の男ら10人を逮捕した。

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2015年5月27日、京華時報によると、中国遼寧省朝陽市公安局はこのほど、遺跡を盗掘しては貴重な文化財を売り飛ばしていたとして、主犯格の男ら10人を逮捕した。容疑者らはこれまでに7省10都市で盗掘を繰り返し、歴史的文化財1168件を盗み出し、5億元(約100億円)相当を稼いでいたとみられる。

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男らは昨年6月、同市にある新石器時代の紅山文化遺跡を盗掘。遺跡に穴をほってヒスイのまが玉、石器などを盗み出し、売り飛ばしていた。グループは主犯格の男を中心に、ターゲットとする遺跡を調査する男、監視を専門にする男、実際に盗掘する地元農民の陣頭指揮を取る男など、役割を細かく分けていた。警察は末端で関与した者までこれまでに容疑者175人を逮捕した。

警察によると、主犯格の男は30年以上にわたって遺跡盗掘を繰り返し、その道のプロとして仲間に尊敬されていた。主に紅山文化の遺跡を狙い、自ら占いを駆使して盗掘場所を選んでいたという。(翻訳・編集/大宮)

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